2017/09/01

ビブリオフィル叢書

 一九九四年ごろの図書出版社の図書目録を見ていたら、近刊(予定)として、H・ジャクソン著『愛書家の解剖』(河内恵子訳)、A・S・W・ローゼンバック著『本と古書市』(戸田慎一訳)など、気になる題名の本が載っている。いずれも「ビブリオフィル叢書」のラインナップなのだが、刊行されているのかどうかわからない。

《深遠該博な知識と犀悧な鑑識眼とを二つながらに備えた著者が書物と書物人を見事に「解剖する」》(『愛書家の解剖』)

《今世紀初頭に米国の代表的な古書業者として活躍した著者が古書の売買や収集をめぐる様々な逸話を紹介する》(『本と古書市』)

 読みたいではないか。