2013/09/16

ジロキチで

 土曜日、高円寺ジロキチで東京ローカル・ホンクとパイレーツ・カヌーのライブを見る。
 パイレーツ・カヌーは京都のバンドで、演奏のすごさに遊びの部分がくわわって、ライブバンドとして見て楽しめる要素がさらに増しているかんじがした。
 洗練された音楽とMCのぎこちなさも魅力がある。

 東京ローカル・ホンクは、木下弦二さんがソロで歌っていた「夜明けまえ」をギター+アカペラバージョンで披露する。ライブの中盤くらだったにもかかわらず、拍手がなりやまない。

「昼休み」以降、聴いたあともずっと考えさせられる曲が増えた。ある種の疲れやもどかしさを琴線にふれるように、しかもシリアスになりすぎずに表現している。

 アンコールは二組のセッションで、スティービー・ワンダーとクラプトン。それぞれのドラマーの東西クワイエット・ロックロール対決もおもしろかった。ツインドラムなのにお互いに音を出さないことを張りあっている。

 二十代から四十代にかけて、うずまき〜ホンクのライブを見続けてきているのだけど、その時間そのものが自分にとって、大きな財産のようにおもえる。ひとつのバンドの成長や成熟の現場に立ちあえている喜びというものは、知らず知らずのうちに、自分が行き詰まったときのヒントや打開策を教えられていたりする。
 遠回りしながら、答えを見つけようとする姿勢とか。

 この日、ほんとうは飲みすぎてはいけない事情があったのだが、午前三時まで飲んでしまう。現在猛省中。