2013/01/04

正月の散歩

 東京で寝正月。元旦は氷川神社で初詣。年末年始、うどんと雑煮ばっかり食っていたので、炊き込みご飯と中華風スープを作る。

 散歩をかねて早稲田通りのマルエツプチに行くと、カップ麺のコーナーに寿がきやの和風とんこつラーメンが売っていた。これはうれしい。ゆず一味も買う。

 毎年のことだけど、三月中旬くらいまでは無理をしない方針である。焦らず、一年投げられる肩を作る……よくいえば、そんなかんじだ。
 働くことが好きな人はどんどん働けばいい。でもバランスをとるためにも、あまり働きたくない人はエネルギー(電気にかぎらず)の浪費を抑え、休み休み、こぢんまりと暮らすことを志してもいいのではないか。

《私は閑寂に身を置かざるを得ない正月の幾日かを毎年いかにして送るべきかを考えるものである。詰り、正月の散歩のことを》(「正月の散歩」/新居格『生活の錆』岡倉書房、一九三三年刊)

 新居格は高円寺に住んでいた。
 人の家を訪ねるのも、室内遊戯や酒が好きではないから、どうしても正月には時間を持て余す。それで散歩をするのだが、足を休めるカフェもしまっている。

 同書の「正月」と題した随筆では、「自分はただゆっくりした時間を持ちたいと思う計りだ」と綴る。

 八十年後の高円寺は元旦から営業している店がけっこうあるが、いつもより町を歩く人は少ない。
 閑散とした町を歩くのはちょっと楽しい。