2010/03/10

懐疑論者

 外市翌日、一日中、部屋にひきこもる。読書数冊。時間があっという間にすぎる。

 今、アーサー・ケストラー著『機械の中の幽霊』(ちくま学芸文庫)を探しているのだが、まったく見つけられない。古書価も高くなっている。復刊の予定はないのか。

 疑似科学にたいする免疫をつけておく必要があるとおもい、ひまなときに科学の本を読む。オカルトも科学も同じくらいわからない。専門領域になると、素人には検証できない。ただ、そこにどのくらいの人がかかわり、どのくらいの時間とお金をかけて研究されたかというのは、素人なりの判断材料にはなる。

 先週の『週刊朝日』に「トヨタ叩きは米国の“謀略”」という記事があった。その中に「国防総省が開発した電子銃のようなもので、強力な電磁波攻撃がなされ、電子制御システムがやられたのではないか」(元帝京大学教授の宮崎貞至氏)というコメントが掲載されていた。

 もし事実だったら、とんでもないことだけど、証拠はあるのか。証拠もなく、こんなことをいって大丈夫なのか。
 そのあと「現実性に欠ける」という別の学者の意見も紹介している。

 わからないことを安易に信じないように常に自戒する。

 最近、大きな地震が起きるたびに米軍の電磁波のせいだとする陰謀論が出てくる。
 ほんまかいな。