2007/08/23

ちょっと告知

 神保町から東京メトロで家に帰る途中、早稲田で下車する。どうでもいい話であるが、神保町から早稲田まで四駅(東京メトロ半蔵門線、東西線)、早稲田から高円寺までも四駅(東西線、JR総武線)なのだ。
 東京メトロの東西線は、都内の古本屋(神保町、早稲田、中央線沿線の古本屋)をつなぐ日本屈指の「古本沿線」といえる。

 早稲田で途中下車して、立石書店にて、九月一日(土)、二日(日)の第4回往来座「外市」のチラシを受けとる。
(くわしくは「わめぞblog」を参照してください)

 今回の「外市」は、西荻窪から音羽館とにわとり文庫が参加するそうだ。
 つまり「おに吉」(荻窪・西荻窪・吉祥寺)と「わめぞ」(早稲田・目白・雑司が谷)の夢の共演(?)というわけだ。
 もちろん「文壇高円寺」も一箱で参加します。
 音羽館は七年前の八月十八日にグランド・オープン。早いなあ。もっと前からあるような気がするのだが。
 さっき古書現世の向井透史さんの昔の日記を読んでいたら、音羽館に「弟子入りしたい」と書いてあって笑った。

 それはさておき、立石書店からふらふらと早稲田の古本街を歩いて、古書現世に行くと、リコシェの阿部さんがやってきて、「河内紀 音と映像の仕事」というチラシをもらう。

河内紀 音と映像と仕事
  〜耳をすます、眼をこらす〜

場所 一角座
住所 台東区上野公園東京国立博物館敷地内
電話 03-3823-6757
座席数 150

9月4日(火)−9月9日(日)
『ツィゴイネルワイゼン』 (144分)
監督:鈴木清順 脚本:田中陽造 音楽:河内紀 製作:荒戸源次郎
出演:原田芳雄 大谷直子 大楠道代 藤田敏八
12:30/15:30/18:30
9/8(土) トークライブ 鈴木清順監督・河内紀

9月11日(火)−9月17日(月)
『陽炎座』 (140分)
監督:鈴木清順 脚本:田中陽造 音楽:河内紀 製作:荒戸源次郎
出演:松田優作 大楠道代 加賀まりこ 原田芳雄
12:30/15:30/18:30

9/15(土) トークライブ 菊地成孔・河内紀
9/16(日) トークライブ 上野昂志・河内紀

9月19日(水)−9月24日(月)
ドキュメンタリー「人間劇場」
『のんきに暮らして82年〜たぐちさんの一日〜』 (45分)
『八ヶ岳山麓 地下足袋をはいた詩人』 (45分)
演出:河内紀 製作:株式会社テレビ東京/テレコムスタッフ株式会社
14:30/16:30/18:30 二本立て上映
早稲田大学図書館・資料室で働き、古い演歌の研究を続けてきた田口親氏の日常の生活と、坦々と農業に取り組む詩人・伊藤哲郎氏を静謐に描いた、ドキュメンタリーの傑作。

9/22(土) トークライブ 坪内祐三・河内紀
9/23(日) トークライブ 秋山道男・南伸坊・河内紀

料金:前売鑑賞券 1000円
   当日鑑賞券 1200円
   リピーター  500円

前売鑑賞券は電子チケットぴあでも販売

……とのことです。

 古書現世から高田馬場まで歩いている途中、視界がぼやけ、手がしびれてきたので、水分補給しないとまずいとおもい、喫茶店(エスペラント)で休憩。古書現世で買った石原慎太郎の『息子をサラリーマンにしない法』(光文社カッパホームズ)をぱらぱら読む。
 気象予報士、政治家、芸術家……。いちおう有言実行。
 ちなみにこの本、推薦文を黒川紀章が書いている。カバーデザインは宇野亜喜良。

 そのあと、古本酒場コクテイルに「外市」と「河内紀さん」のチラシを置きにいって、家に帰ると、晶文社の宮里さんから電話があって、そのまま部屋飲み。下鴨納涼古本まつりの戦利品自慢などをして、いい気分になる。

『散歩の達人』9月号「荻窪 西荻窪」特集で「外市」メインゲストの音羽館、にわとり文庫も出ています。おすすめ。