2007/06/04

グーグルアース

 今更の話題かもしれないけど、グーグルアース、おもしろすぎる。簡単にいうと、衛星画像をはりあわせた精密な地球儀。どんどん地表に近づいていくと、建物や車まで確認できてしまう。先月、京都で扉野さんに教えてもらって、ひまだったので、昨晩(あ、日付が変わってしまった二日の夜)十一時くらいにちょっとやってみようかなと……。

 まあ、最初はいま自分の住んでいるところを見て、それから生家をさがそうとしたら、雲がかかっていてよくわからない。とりあえず、目印の鈴鹿サーキットから中学のときの通学路をとおって、ようやくそれらしき場所が……自信なし。浜島の祖母の家にも行ってきた。小学六年の夏以来、二十五年ぶりだ。なつかしいなあ。

 こんなことやっている場合ではないのだが、北方領土とか竹島とか尖閣諸島とかも見た。中国にわたって、三国志ゆかりの地もまわってみた。もしそのころ、こんな便利なものがあったら、いくさも楽勝だったろうに、孔明も。
 大航海時代のルートを追いかけて、リスボンからマラッカに着いたころ、朝七時になっていた。これはいかん、自制心がきかん。アマゾン川だ、ナスカの地上絵だ、エベレストだ。上空十キロくらいの高度に設定して、北緯三十度あたりをゆっくり移動する。地形をずっと見ているだけでも飽きない。印があって、そこをクリックすると、その土地の写真も見ることができる。町や遺跡らしきものが見えたら、さらに高度を下げる。部屋にいながら世界旅行ができる。世界三大運河(スエズ、パナマ、キール)も遊覧してきた。百時間でも二百時間でも遊べそうだ。しかし、そんな時間は、そんな時間は、ないのだ。今は。

 そのまま起きつづけて、西部古書会館の古書展に行く。なにを買うかあまりかんがえず、五千円分買うことにする。 
 物欲がうすれると、勤労意欲もうすれる。

 軽く寝てから、中野の図書館に雑誌のバックナンバーを調べにいったが、貸し出し中だった。図書館で雑誌の貸し出しをするのはまったく意味ない。即刻やめてほしいとおもう。いつも無駄足になる。日比谷図書館まで行くかどうか三分くらい悩んだが、めんどうくさいので家に帰る。