2007/05/08

居冷先生

 ああ、いかん、どうも心が弱まってる。きっと疲れのせいにちがいない、とおもい、なるべく余計なことをかんがえないようにする。

 低迷しているときの読書は古典にかぎる。いつもはたいていそういうときは『荘子』か『菜根譚』なのだが、たまには気分を変えて『抱朴子』(『抱朴子 列仙伝・神仙伝 山海経 中国古典シリーズ』平凡社)を読んでみることにした。

 抱朴子(本名は葛洪。二八四−三六三)は、呉の人。序で、自分には生まれつきとびぬけた才能もなく、あくせく生きるのもいやだから、出世の道をあきらめ、貧窮の生涯に甘んじることにしたというようなことを述べている。


(……以下、『活字と自活』本の雑誌社所収)